架空世界の歩き方。

"How to walk in the imaginary world"

Today's Horoscope

声劇をされる際にこちらのサイトで下記の内容をコピペした方が見やすいです。http://vtools.moo.jp/mojiban/#

 

概要.男と女の怪しい別れ話

A ジングウジ 男  
B ユカリ 女 虚弱した感じ。

車にて

A「ここでいいですか?マナミさん。ちょっと寄るところがあるので。
ええ、よければいつでも電話してきてください、そしたら迎えに来ますよ。
ええ、それでは、楽しんできてください。」

ユカリ宅

A「おーい。」
B「お帰りなさいませ、ジングウジ様。」
A「うん。随分綺麗になったな。」
B「はい。家具は全部売りに出しました。」
A「ふーん。」
B「……」
A「準備はできたか?」
B「はい。」
A「よし、じゃあ確認するぞ。薬。」
B「はい。」
A「遺書は。」
B「ここです。」
A「見せろ。ちゃんと俺の言う通りに書いたか?」
B「はい。」
A「……よし。保険は。」
B「すべて解約しました。」
A「通帳。」
B「ポストにあります。」
A「通帳はちゃんと空にしたか?」
B「はい。」
A「金は?」
B「はい。これです。全部で2140円です。」
A「……」
B「あの!本当はもっと高かったんですけど!粗大ごみの回収代金で!」
A「あっそ。……コード。」
B「はい!ここに。……あれ!?」
A「コード!」(叫ぶ)
B「いや!確かここに!」
A「言い訳はいい!さっさと探せ!」(叫ぶ)A「……ふぅ。」
B「ありました!」
A「いいからさっさと持って来い!」
B「はい!」
A「用意しとけと何度も言った筈だぞ!」
B「はい!すみません!」
A「ったく。最後の最後まで使えないですね。」
B「すみません。」
A「今日は最後の日なんですよ。最後ぐらいしっかりしてくださいよ。」
B「……」
A「まぁ、今日は私たちの旅立ちを祝う日なので罰はなしです。」
B「あ、ありがとうございます!」
A「そして、弁当とお酒を持ってきました。」
B「!」
A「最後の食事は?」
B「えっと。10時間と、20分です。」
A「そうか。日本酒でいいですか?」
B「はい。ありがとうございます。」
A「済みませんね。安酒で。」
B「いえ。」
A「それじゃ。乾杯。」
B「かんぱい。」
A「ほら、遠慮しないで。全部飲んでいいんですよ。」
B「はい。」
A「(一息)昔よく二人で夜景の見えるレストランに行きましたね。」
B「……はい。」
A「新宿スカイギルド。」
B「あそこの料理、物凄く美味しかったです。」
A「高級レストランですから。予約するのは大変でしたよ。」
B「(飲酒)」
A「今思えば、私とあなたが出会ってからいろいろなことがありましたね。」
B「はい。」
A「熱海にディズニーランド、いろいろ行きましたね。」
B「はい。すごく楽しかったです。」
A「そして、たくさん愛し合いました。」
B「……はい。」
A「一番最初にお家にお邪魔した時の事覚えてますか?」
B「ええ。」
A「あの時のお母さまの料理、美味しかったなぁ。」
B「あんなもの粗末な家庭料理ですよ。」
A「高級料理とは違って家庭の料理だからこそ、味わい深くて、温かく、美味しいんじゃありませんか。」
B「そう言っていただけると嬉しいです。」
A「そして…何とかユカリさんとの結婚を実現させようと頑張っていたんですが、大事な時にお父様が亡くなってしまって。」
B「でも!あれは父がジングウジ様の言う事を聞かなかったから。」
A「でも殺すことはなかったでしょう。少し罰を与えすぎました。私の責任です。」
B「いいえ!違います!罰を与えたのは私と母ですから。ジングウジ様は何も悪くありません。」
A「……優しいのですねユカリさんは。」
B「いえ。」
A「その後、ユカリさんとお母さんが血塗れになりながらお父様を解体しましたね。」
B「人の解体なんかやったことないですから、何回も吐きながらやってました。」
A「お母様の時は1日中かかりましたね。」
B「一人だったんで。団子を作るときにかなり時間がかかちゃって。」
A「当時は凄く混乱してましたが、今となってはいい思い出です。」
B「そう...ですね。」
A「ユカリさん。よくここまでやってこれましたね。」
B「いえ。ジングウジ様が居なかったら私はどうなっていたか。」
A「私はユカリさんのことを常に第一に考えてますから。」
B「うれしいです。」
(沈黙)
B「私、ジングウジ様がもしかしたら白馬の王子様なんじゃないかなって思ったんです。」
A「なんですか?それは。」
B「ジングウジ様に初めて会った日の事です。傘渡してくれたじゃないですか。」
A「ああ、あの大雨の日ですか。もちろん覚えてますよ」
B「あの朝、テレビの占いで言ってたんです。"人生を左右するような運命な人と出会えるかも"って。私、占いとかあまり信じないんですけど、本当に運命の人なのかなって。」
A「もしあの日、テレビを見てなかったら、私との運命的な出会いはなかったという事ですか?」
B「そうかもしれません。」
A「いえ。そのようなことはあり得ません。」
B「え?」
A「そもそも私はあの日あなたがあそこに来る事はわかってたんです。」
B「どうしてですか?」
A「偶然とは必然なのです。物事はすべて決まってるんですよ。ユカリさん。」
B「本当にわかってたんですか?」
A「ええ。」
B「やっぱりジングウジ様はすごいですね。私の行動まで見抜いてるなんて。」
A「(微笑)」
B「(飲酒)」
A「では、そろそろですね。」
B「もうそんな時間なんですか。」
A「今日は特別な日なので、睡眠薬とこのコードで首を吊るのと選ばせてあげます。」
B「……痛いのは嫌なので薬のほうで。」
A「ホントにこっちでいいですか?」
B「はい。」
A「わかりました。ではコッチは持って帰ります。」
B「……」
A「それじゃ。」
B「あの!ジングウジ様はこの後は何処に行かれるんですか?」
A「今、マナミさんと正式にお付き合いしているんですよ。」
B「マナミと?」
A「はい。なので今度はそちらにお邪魔になろうかなと。」
B「……」
A「では、私はもう行くので、私が帰ってくるまでにはちゃんと死んでいてください。」
B「……」
A「返事は。」
B「……はい。」
(A退室)
B(泣きながら薬を飲む)

 

一言コメント

所謂パラサイトと言われるサイコパスです。人の家庭を支配してお金が無くなったり飽きたりしたらまた別のところに行くという奴。救いはないです。悲しいなぁ。

 

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