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架空世界の歩き方。

"How to walk in the imaginary world"

Chin in one's hands

声劇台本 男女

声劇をされる際にこちらのサイトで下記の内容をコピペした方が見やすいです。http://vtools.moo.jp/mojiban/#

 

A:ヤマシタ 男 部下
B:アラマキ 女 キツめの上司 

入店。鈴の音
A「アラマキさんって、こんなお洒落なお店知ってるんですね。」
B「当り前じゃない。私だってお洒落なバーぐらい行くわ」
A「へー。実は僕、居酒屋ばっかでバーとかあまり行ったことないんですよ。」
B「実は、なんて言わなくてもわかってるわ。だから連れてきたのよ。」
A「そうなんですか?有難うございます!」
B「ああ、いいのよ。これも後輩を教育する一環よ。でアンタ何飲むの?」
A「先輩は何飲むんですか?」
B「え、私?私はアンジェロよ。アンタビールでしょ。」
A「ちょっ。何言ってるんですか。こんなとこでビールなんか頼むわけないでしょ。」
B「冗談よ冗談。で何飲むの?」
A「え?うーん。じゃあ。カンパリオレンジで。」
B「あら、意外といい趣味してるじゃない。女の子みたいで。」
A「揶揄わないでくださいよ。フルーツ系が好きなんです。」
B「かわいいのね。」
A「もういいですよ。」
沈黙
B「アンタ、最近仕事どう?」
A「いや、先輩にこき使われっぱなしでツラいっすよ。」
B「アハハ。それはごめんなさい。まるでOLみたいね。」
A「なんで僕が営業しつつ雑用もしなきゃいけないんですか。」
B「そうやって仕事って覚えていくものなのよ。私も最初はそうだったわ。」
A「でも、先輩は頭いいし、気配りもできて、こんなお店にまで連れてってもらって、ほんとに尊敬してます。」
B「嬉しいこと言ってくれるじゃないのヤマシタ。私もココ。昔の上司に新人の頃によく連れてこられたの。」
A「へー、先輩の新人だった時の話聞きたいです。」
B「アンタの頃より100倍キツかったわよ。」
A「先輩、それ僕の辛さ分かって言ってるんですか?」
B「当り前じゃないの!私なんか寝る暇もなく働いたわ!」
A「それはやりすぎなんじゃ。」
B「ビシバシ扱かれてようやく課長に漕ぎ付けたの。で、その上司から教わった教育を今、アンタにしてるワケ。」
A「ありがたいですけど。そんなの押し付けないでくださいよ。
で、その上司って誰なんですか?今もこの会社に居たりして。」
A「もう会社に居ないわ。海外に行ったの。」
A「そうなんですか。もしかして、その上司と男女の仲だったりして。」
B「バ、バカ。うるさい!」
A「あれ?先輩図星ですか?」
B「黙れ!これ以上言ったら怒るわよ。」
A「はい。すみません。」
(長い沈黙)
B「ところでアンタ今、彼女とかいるの?」
A「え?い、いや、いないですけど。」
B「じゃあさ。好きな子がいたらどんな風に誘うの?」
A「ど、どんな風て、普通に、よかったら今度、一緒に飲み行きませんか?的な感じで。」
B「ヤマシタ、アンタそんなので女が靡くと思ってんの?もっと強引にいくのよ。」
A「え、でも。強引だと嫌われちゃいません?」
B「バーカ。アンタそんなこと言ってるから女っ気がないのよ
そもそも女ってのはねぇ、強がりだけど寂しい生き物なのよ
アンタに仮に彼女ができたとしてもちゃんと言葉で、態度で示してあげないと、

ふらーっと別の男のところに行っちゃうのよ。」
A「みんながみんなそうってわけじゃないと思いますけど。」
B「いいや、そうよ。女はみんなかまってちゃんなの。」
A「先輩もですか?」
B「な、私は違うわよバカ。何言ってんのよ、下らないこと言わないでくれる!」
A「なーに誤魔化してるんですか。やっぱり先輩も、彼氏さんの前とかでは甘えた声とか出しちゃうんですか?」
B「うるさいヤマシタ!」
A「ずるいですよ。自分のことはそうやってすぐ棚に上げるんですから」
B「あ!」

A「ちょ、なんすか。声大きいですよ。」
B「ヤマシタ。ほら。」
A「話題そらさないでくださいよ。」
B「いいから。あれみて。カウンターの隅で一人で座ってる女」
A「あぁ。あの頬杖ついてる。」
B「そうよ」
A「あの人がどうかしたんですか?」
B「うーん。そおねぇ。半年ほどかしら。きっと男に捨てられて

泣き続けてる寂しい女だよ。あれは。」
A「何ですかその勝手すぎる妄想は。」
B「いや。間違いないわね。」
A「何を根拠にそうなるんですか。」
B「頬杖ついてるでしょ。自己親密行動って知ってる?」
A「なんすかそれ。」
B「簡単に言えば、自分自身をかわいがる行動のことよ。
アンタ。子供の時に、親に手をつないでもらったり、頭を撫でられたりしたら
落ち着いたことあるでしょ。それを自分自身でやるのが自己親密行動よ。
人はね、自分の体に触ることで無意識に不安を解消したり
自分の満たされない思いを解消しようとするらしいわよ。」
A「なるほど。じゃ、あの人は不安を抱えていてそれを落ち着かせるために頬杖をついていると。」
B「そうよ。それに頬杖は甘えたい、頼りたいっていうサインでもあるのよ。」
A「ってことはですよ。あの女性は非常に落ちやすい状況にあるってことですよね。アラマキ先生は。」
B「そういうことね。そうだ、アンタ試しにあの女口説いてみなさいよ。」
A「そ、そんな、僕にはできませんよ。」
B「フッ、つまらん男ね。」
A「あ!アラマキ先生。女性のところに男が寄ってきますよ。」
B「あら、女を熟知してそうな男じゃないか。」
A「話しかけてますよ。」
B「よしヤマシタ。ちょっと二人の会話にアテレコしてみるわよ。」
A「え、ええ?なんすかそれ?」
B「ほらいいから!アンタあのダンディになりきって。」
A「え?ええ?ん、えっと、〈お一人ですか?〉」
B「〈ん?ええ。〉」
A「〈もしよかったら、一杯御馳走させていただけませんか?」
B「〈あら、それは光栄だわ。〉」
A「〈何をお飲みになりますか?〉」
B「牛乳」(冷め)
A「ちょ!先輩。牛乳はないでしょ。あの風貌で牛乳は。」
B「アハハ、ごめんごめん。〈マティーニいただこうかしら。〉」
A「〈いいですね。マスターこちらの方にマティーニをお願いします。〉」
B「〈よくこの店に来られるんですか?〉」
A「〈いえ、この店は初めてです。いつもお一人でお飲みになってるんですか?〉」
B「〈ええ、一人が好きなの。〉」
A「〈そうですか。では今夜、私とどうですか?〉」
B「おいヤマシタ!急すぎるだろ!一人が好きなのって言ってるのに今夜は私と、っておかしいだろ」
A「ああ、そうですか。すみません。」
B「〈一人が好きなの。〉」
A「〈そうですか。私もです。でも、今日は珍しく人と話したくなりましてね。〉」
B「〈あら、それは奇遇ですね。私もちょうど退屈してたところなんです。〉」
A「〈頬杖なんてついてたから。そうなんじゃないかと思いましてね。〉」
B「〈あらやだ、ほんと。ごめんなさい、気づかなかったわ。〉
はいカット!もう陥落ね、あの女は。」
A「マジですか?そんな簡単にいくんですか?
頬杖ついてる女の人は、人肌恋しくて甘えたがってるって決めつけもいいとこでしょ」
B「決めつけじゃないわ、間違いないから。あの二人は絶対いい仲になるわよ。」
A「ふーん。って、あれ?先輩も頬杖ついちゃってるじゃないですか?」
B「あ、え?」
A「ひょっとして?甘えたいモード?」
B「ば、バカ!これは違うわよ!これは…アンタと飲んでると
退屈で仕方がないっていう心理の表れよ!」
A「え?でも今日。先輩の方から誘ってきましたよね?やっぱ、僕に気があr…」
B「なっ!うるさい!」
A「イタッ!ちょ、踏まないで下さいよ!」(口論フェードアウト)

 

一言コメント

あ、Bは無駄に色っぽくしなくていいと思います。ホントにキツい女上司って現実にもいますからね。話の中だけでもツンデレにしてあげてください。

 

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